2010年9月17日金曜日

中国、主要国有企業の一部に不動産事業からの撤退命じる方針=新華社

[北京 18日 ロイター] 中国は、都市部の住宅価格の高騰を抑えるため、主要国有企業の多くに不動産事業から撤退するよう命じる方針。新華社が18日報じた。
 計画が実施されれば、利益をかさ上げするために不動産投資に依存している多くの国有企業にとって痛手となる可能性がある。
 報道によると、国務院国有資産監督管理委員会(SASAC)の報道官は記者会見で、中核事業が不動産開発ではない中央政府系国有企業78社に対し、不動産事業からの撤退を義務付ける方針を明らかにした。
 多くの国有企業には不動産部門があり、コネを利用して国有地の売却入札に参加しており、他の事業が低迷しているときでも不動産投資から多くのリターンを得ている。
 また鉄鋼大手は、建築用鋼材の需要増につなげるため不動産部門を活用している。
 都市部で特に若者を中心に、価格高騰で住宅取得が困難になるとの懸念が広がっている。
 SASACは不動産事業からの撤退の日程については詳細を明らかにしていない。また保利集団など国有企業16社は、引き続き不動産事業の継続を認められる見通しだという。

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引用元:RMT情報局 - RMT 掲示板

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